今日の動き
10月23日(水)



 日本カーバイド(4064)が急伸
1476円(188円高、高値1509円)
きょう付けの化学工業日報で「年内にも空中ディスプレイ用リフレクターの量産体制を構築する」と報じられており、これが好材料視されているようだ。

 記事によると、三菱電機<6503>の空中ディスプレイ製品に採用されるなど実績化が進み、次世代デジタルサイネージとして普及する機運が高まっていることを受けて、需要拡大に対応する生産体制を整えるという。また、生産は早月工場(富山県滑川市)の再帰反射シートの既存製造設備を活用するとしている

 ACCESS(4813)が急伸
829円(35円高、高値913円)
この日の寄り前に、米国連結子会社IPインフュージョン(IPI)社が米国の大手情報通信・メディアコングロマリットであるAT&Tの子会社と通信キャリア向けネットワーク機器のホワイトボックス(ハードウェアとソフトウェアの分離)ソリューションに関するライセンス契約と業務提携契約を締結したと発表しており、これが好感されている。

 今回の提携によりIPIは、「DANOS−Vyatta版」を商用ソリューションとして独占的に販売するほか、顧客向けのサポートサービスを提供するようになるという。また、IPIは自社が保有する技術を活用して「DANOS−Vyatta」ソリューション上に技術提供を行うとしている

 さくらインターネット(3778)が急動意
654円(40円高、高値655円)
ホスティング・クラウド中心にデータセンター運営を手掛けるが、AI・IoT分野への取り組みに傾注する構えをみせ、企業のデジタルトランスフォーメーション需要を取り込む。エドテック分野も深耕、NTTデータ<9613>とは教育機関向けクラウド型ホームページ運営サービスで協業している。19年4〜6月決算は専用サーバーサービスやクラウドサービスの案件が増勢で営業利益は前年同期比2.8倍の3億1200万円と絶好調。通期計画の7億2000万円(前期比27%増)は増額修正含み

 ベイカレント(6532)が続急伸
5540円(280円高、高値5590円)
同社は総合コンサルティング事業を展開しているが、IT投資などに絡むデジタルトランスフォーメーション(DX)関連の需要が好調。特に、RPAやAIなど業務効率化に関するプロジェクトの引き合いが強いようだ。大手証券からは、20年2月期の連結営業利益は会社予想51億円に対し61億円への増額修正を予想する見方も出ている

 セラク(6199)が大幅続伸
757円(35円高、高値764円)
企業のIT技術者に対する需要が増勢一途にあるなか、エンジニアなどのIT人材育成事業に注力、継続的に年間1000人のIT技術者養成を目指すプログラム「テクトレ」なども開講し時流を捉えている。構造的な人手不足で有効求人倍率は高止まりが続いていることに加え、来年4月から義務付けられる同一労働同一賃金が人材ビジネスを手掛ける企業にとって強力な追い風になるとの見方があり、同社株にもポジティブに作用している

 エーザイ(4523)がSTOP高
6534円(S高)
米バイオジェンがFDAに、同社と共同開発したアルツハイマー病治験薬「アデュカヌマブ」の新薬承認を申請すると伝わっている。これまで2度の臨床試験がともに低調な結果となっていたが、データを新たに解析して有効性が示されたもようだ。3月には有効性が確認できないとして臨床試験の中止を発表していただけに、ポジティブサプライズとなっている。バイオジェンの株価は前日に一時4割超の上昇となっている

 栄電子(7567)がSTOP高
611円(S高)
ここ半導体関連の中小型株に物色人気が波及するなか、半導体製造装置用のスイッチング電源やコネクターを取り扱う同社株に需給相場の火がついた格好だ。今週初め、取引時間中に次第高の展開から大引けストップ高で引ける上ヒゲのない大陽線を示現したことで注目を集め、目先の上値指向の強さに着目した投機性の強い資金が攻勢を強める格好となった。今第1四半期業績は低調だったものの、下期以降は5Gに関連する企業の設投需要拡大の恩恵を享受するとみられている

 多木化学(4025)が続急伸
4610円(265円高、高値4760円)
今朝のNHKニュースで「iPS細胞から作成した心臓の筋肉の細胞をシート状にして、重い心臓病の患者の心臓に直接貼り付ける手術について、大阪大学の研究グループが治験として実施したいと、近く審査機関に申請することが分かった」と報じられており、大阪大学と「自律拍動するiPS細胞由来心筋シート」を共同開発した同社に思惑的な買いが入っているようだ

 クラスターテク(4240)が一時STOP高
710円(61円高、高値S高)
9月中旬に連日ストップ高を交え740円台に駆け上がったが、その水準を上抜き年初来高値を更新した。同社が手掛けるパルスインジェクター(PIJ)は熱の発生を伴わず生体材料に転用が利くことで、再生医療分野で注目されるバイオ3Dプリンターへの応用が期待される状況にある。会社側も展示会や技術紹介の専門サイトなどを通じ、大学の研究室や企業の研究開発機関へのフォローアップに注力する状況にある

 Genky(9267)が大幅続落
2238円(119円安、安値2183円)
同社は21日取引終了後に、20年6月期第1四半期(6月21日〜9月20日)の連結決算を発表。営業利益は6億1300万円(前年同期比47.1%減)となり、上半期計画15億5000万円に対する進捗率は39.5%にとどまった。

 売上高は285億500万円(同7.3%増)と増収を確保したが、中部RPDC(リージョナル プロセス ディストリビューション センター)の立ち上げに伴う物流経費(売上原価)の増加などが利益面に影響した。なお、上半期及び通期の業績予想は従来計画を据え置いている

 東京エレク(8035)が大幅続落
20880円(895円安、安値20810円)
前週のTSMCの7〜9月期決算発表を受け、半導体市況回復に対する期待感が一段と強まったものの、目先は前日の米テキサス・インスツルメンツの7〜9月期決算が減収減益で10〜12月期見通しについても保守的であったことから同社株が時間外で売られており、東エレクもその影響を受ける形で利食われた

 ソフトバンクG(9984)が急落
4190円(108円安、安値4147円)
シェアオフィス「ウィーワーク」を運営する米ウィーカンパニーの経営権取得に関して、株式取得などの提案が取締役会で承認を得たもようと米紙で報じられている。支援額は総額95億ドルにのぼるなどとも伝わっている。ウィー社は年内にも資金不足に陥るとの見方も出ており、再建が順調に進まないと、今回の支援負担は大きな重荷になるとの警戒感が先行する展開のようだ

 楽天(4755)が反落
1040円(24円安、安値1016円)
10月から開始した携帯電話の試験サービスにおいて、消費者から「接続できない」との相談が相次いでいることが分かったと報じられている。これまで4500人以上に契約者情報を記録した「SIMカード」を発送したが、2割近くが通信サービスを起動していないもよう。安定した通信網の構築状況に対する不安感から、本格サービス時期の遅れや需要確保に対する懸念が強まる形に

 ルネサスエレク(6723)が大幅続落
685円(38円安、安値675円)
米TIが前日に決算を発表、業績見通しが市場予想を下回り、時間外取引で一時10%の急落となっており、同社など国内半導体関連株にもネガティブな影響を与えている。10-12月期EPSは0.91-1.09ドル、売上高は30億7000万-33億3000万ドルとしており、上限水準でも市場予想の1.28ドル、35億9000万ドルを下回っている。足元では半導体業界の先行き改善期待が高まりつつあっただけに、インパクトは強まる形へ

 住友化学(4005)が大幅続落
491円(16円安、安値487円)
一昨日に業績予想の修正を発表している。上半期コア営業利益は従来予想の800億円から840億円に上方修正も、通期では2050億円から1600億円に下方修正、また、最終利益も1000億円から500億円に下方修正している。健康・農業や石油化学の落ち込みに加えて、繰延税金資産の取り崩しなども下振れ要因に。通期下方修正に伴って、期末配当金11円を未定と変更していることもネガティブなインパクトに




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