今日の動き
5月28日(木)





 日本電産(6594)が大幅反発
6838円(334円高、高値6849円)
27日取引終了後、大手自動車メーカーの中国・吉利汽車が5月に発表した新型電気自動車(EV)「Geometry C」にトラクションモータシステム「E−Axle」の150kWモデル「Ni150Ex」が採用されたと発表しており、これを好材料視する買いが入っているようだ。

 「E−Axle Ni150Ex」は昨年4月に量産開始した「E−Axle」の進化モデルで、「Geometry C」の動力性能、電費性能、音振性能の向上と車重の低減に大きく貢献しているという。同社は2030年までにEV用駆動モーター市場で世界シェア35%獲得を目指しており、E−Axleをそのけん引役に位置づけている

 FRONTEO(2158)がSTOP高
656円(S高)
同社はきょう、日本マイクロソフトと連携し、クラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」上で自社が独自開発した自然言語処理AI(人工知能)エンジン「KIBIT(キビット)」製品の販売・提供を開始すると発表。これが材料視されているようだ。

 両社が連携することで、Microsoft Azureを既に使用しているユーザー企業や、導入を検討しているユーザー企業にとってKIBIT製品の導入構築が容易になり、Microsoft Azure上での業務にAIを活用することが可能になる。まずは、KIBIT製品のなかでも引き合いが増加している電子メール監査システム「Email Auditor 19」と、日本マイクロソフトの統合ソリューション「Microsoft 365」の連携を強化するとしている

 日本エンター(4829)が急伸
277円(33円高、高値297円)
医療介護連携SNSを運営するエンブレース、オンライン診療サービスを運営するMICINと共同で、かかりつけ医などによるオンライン診療が即日開始できるセキュアなタブレット端末の提供を開始すると前日に発表している。新型コロナウイルス感染拡大が続くなか、短期的な需要拡大が期待できるものとして、関心が高まる展開になっている。株価の値頃感の強さも短期資金を誘いやすくなっているとみられる

 DLE(3686)がSTOP高
188円(S高)
映像・音楽のエンターテイメント分野やライフスタイル分野の企画・製作を手掛けるamidus社の子会社化を発表、多大なシナジー効果への期待感が先行。また、短編動画投稿プラットフォームアプリの運営を行うTriller, LLCへの投資を目的としたファンドの設立も同時に発表している。積極的な事業展開による業容拡大への期待なども高まる状況へ

 大塚HD(4578)が急動意
4669円(279円高、高値4689円)
同社は精神神経系の医薬品を主力とする製薬大手。28日後場取引時間中に発表した20年12月期第1四半期(1〜3月)決算は、抗精神病薬など主力製品が好調で売上収益が前年同期比8%増の3395億6000万円、営業利益は同73%増の539億4600万円と急拡大しており、これを材料視する買いを呼び込む形となった

 芝浦機械(6104)が4日続伸
2413円(92円高、高値2465円)
同社は27日取引終了後に21年3月期の配当予想を発表。年間配当は前期比114円30銭増の199円30銭に大幅増配する方針とした。年間75円(中間期と期末に37円50銭ずつ)の普通配当に加え、6月末を基準日として総額約30億円(1株当たり124円30銭)の特別配当を実施する。特別配当の実施は2月21日に公表済みだが、これを改めて材料視する買いが向かっているようだ。なお、同時に発表した20年3月期の連結最終利益は前の期比79.9%増の73億3800万円となり、続く21年3月期の同損益予想は26億円の赤字に転落する見通しとなった。今期は経営改革プランの実施で構造改革費用が膨らむ見込みだ

 AppBank(6177)が一時STOP高
291円(S高)
ゲーム・コンテンツ領域における新しいマーケティング手法として顧客から高い評価を得ているアプリツール「SWAMP」を運営している3bitterの全株式を取得し、完全子会社化することを発表。具体的には、メディア事業の集客及び広告単価の増加に繋げていきたいとしている

 クレディセゾン(8253)が大幅続伸
1328円(43円高、高値1375円)
JPモルガン証券では、目標株価を1900円から1450円に引き下げているものの、投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウェイト」に格上げしている。株価は年初来からアンダーパフォームしてきたが、5月25日の緊急事態宣言解除を契機に、一時的に低迷したカードショッピング取扱高が回復すると想定。メインシナリオでは今期当期純利益は増益を予想しており、バリュエーションは割安と評価している

 日立金属(5486)が大幅続伸
1237円(62円高、高値1265円)
前日に20年3月期の決算を発表している。調整後営業利益は144億円で従来予想をやや上回る着地に。一方、21年3月期は50億円の赤字転落を予想している。新型コロナの影響が自動車向けを中心に400億円程度の減益要因になると見込んでいる。ただ、ここまでの株価下落からはサプライズは大きくなっていない。また、経営体制の移行を発表しており、今後のコンプライアンス強化につながるとの前向きな評価が先行

 飯田GHD(3291)が5連騰
1621円(56円高、高値1633円)
SMBC日興証券は27日、同社株の目標株価を1400円から1800円に引き上げた。投資評価の「2」は継続した。低価格戸建て分譲住宅大手である同社が15日に発表した20年3月期の連結業績は、営業利益が前の期比14.0%減の835億1300万円となった。21年3月期の業績は未定としたが、同証券では、今3月期の営業利益を前期比16.2%減の700億円と見込んでいる。値引きなどによる実需喚起により一定の販売は確保できるとみているほか、土地仕入れ厳選化による原価抑制効果で徐々に利益は改善基調に転じると指摘。22年3月期の同利益は今期推定比15%増の805億円と回復に転じると予想している

 日産自動車(7201)が急伸
449.4円(33.9円高、高値457.7円)
前日に、ルノー、三菱自動車<7211>と3社で、競争力と収益性の向上に向けた協力体制を発表。標準化をアッパーボディーにまで拡大して投資額を最大40%削減すること、商品セグメントごとに1社が自社の「マザービークル」と他社の「シスタービークル」を開発すること、地域別のそれぞれのリーダー役などが示されている。野村證券では、同社にとって利益を上げやすいセグメントSUVの開発を担う点は中期業績に対しポジティブと評価

 ZUU(4387)が大幅続伸
4440円(220円高、高値4470円)
20年3月期業績予想を修正。営業損失は前回予想の1.50億円から1.06億円へと赤字幅を縮小している。マーケティング支援やオンボーディング支援のためのSaaS販売が好調であったほか、自社メディアの訪問ユーザー数や会員数の増加により送客事業が予想を上回ったことが売上高の拡大に繋がったもよう。本日の良好な地合いも相まって株価はマドを空けて上伸している

 ファーストリテ(9983)が9連騰
59110円(2110円高、高値59320円)
日経平均は5月中旬以降、先物主導で戻り足を強めているが、値がさで日経平均寄与度の高い同社株の貢献度合いも大きい。新型コロナウイルスの影響で足もとの業績は逆風が強いが、収益の落ち込みをにらんで空売りを仕掛けていた筋の買い戻しに加え、日経225先物上昇に伴う裁定買いが同社の株価に浮揚力を与えている

 電通グループ(4324)が急騰
2993円(422円高、高値3000円)
前日に第1四半期決算を発表、営業利益は247億円で前年同期比2.7倍となり、市場予想を大きく上回った。一時要因を除いた調整後営業利益は372億円で同52.2%増益、コスト抑制効果なども寄与し、国内外ともに増益を達成している。通期計画は取り下げて未定に、第2四半期は厳しい環境が予想されるものの、足元での順調な収益性の向上確認を買い材料視する動きが優勢に

 アルテック(9972)が4連騰
236円(12円高、高値247円)
低位株の物色人気が高まるなか、出来高を伴いマドを開けて上放れてきた。産業機械商社でペットボトルの製造事業も行っている。3Dプリンターの取り扱いで高実績を持つが、直近は業界最大手であるストラタシス製の最新機種取り扱いを開始、株価を刺激している。20年11月期は営業15%増益予想でPER7倍台、PBR0.4倍未満と株価指標面でも割安感が強い

 マツオカ(3611)が急反発
2227円(192円高、高値2261円)
27日取引終了後、厚生労働省から受注した布製マスク(ガーゼマスク)の売上高が約51億円となる見込みになったと発表しており、業績への寄与を期待する買いが入っている。

 同社は日本政府の要請を受け、3月から自社海外工場で布製マスクの緊急生産を行ってきた。売上高見込みの約51億円は4月契約分も含む合計金額という。なお、連結業績に与える一定の影響が見込まれることになったが、新型コロナウイルス感染拡大の業績に与える影響について未確定要因が多いことから、21年3月期業績予想は引き続き未定とした

 リクルート(6098)が4連騰
3849円(253円高、高値3865円)
同社が27日取引終了後に発表した20年3月期決算は売上高が前の期比4%増の2兆3994億6500万円と増収を確保し、最終利益段階で同3%増の1798億8000万円と増益を達成した。新型コロナウイルスの影響が懸念されるなか、求人検索サイト「インディード」が牽引する形で成長トレンドを維持したことを評価する買いが優勢だ。ただ、4月の売上収益は前年同月比21%減と足もとは苦戦しており、上値では戻り売りも厚い

 レイズネクスト(6379)が急落
1258円(77円安、安値1230円)
前日に20年3月期決算を発表、営業損益は100億円で前期比30.7%増益、2月に上方修正した従来予想の98億円を上回った。また、期末配当金も47円から53円に一段と引き上げている。一方、21年3月期計画は94億円で同6.4%の減益見通し、年間配当金も53円から47円に引き下げており、ネガティブに捉えられる形となっている。新型コロナウイルスによる今後の工事中断や中止・延期などもリスク要因として意識のようだ





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